その少女、不良聖職者
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身体は細く、肌は色白。 息を呑む程の、整った顔立ち。 金の瞳は、哀しげに笑っているように見える。 いや、それより。 金の髪に、金の瞳。 コイツ……。 「……アンタ、吸血鬼だろ?」 静かに、少年に聞いた。 「当たり。 流石は、聖職者さん」 「そうでなくとも、解るだろ」 「あはは、そうだね」 瞳を細め、口角を上げて笑う。 でも、暗い陰は消しきれてない。
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