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ー昴と向日葵ー5歳ー
幼稚園の砂庭
砂遊びをしていた時
「ねぇ......
ヒマちゃんの背中に
何で蝶々がいるの？」
「スーくん見たの背中......」
「うん......
さっきお着替えの時
黒いちょ......」
「ダメ......それ以上言ったら......」
向日葵は昴の口を押さえて
周りを見て小声で言う
「何で......？」
「ママが誰にも見せたり
有ること言っちゃダメだって
約束したから」
「そうなんだ......
じゃあ、
ボクが見たことは
ヒマちゃんと
ボクだけの秘密だね」
「うん......絶対誰にも
言っちゃダメだからね」
「絶対言わない！」
これが
私と昴の
秘密の約束だった......
それからの
記憶は
曖昧だけど
昴と約束したのは
覚えている。
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