ー1ー

15/19
前へ
/97ページ
次へ
暗くて見えない 「昴...... 何処に行くのよ??」 「それは秘密! 着いてからのお楽しみ!」 しばらくして 昴の足が止まり 私を抱き上げる 「ちょっと......何?」 「もう......外して良いよ 向日葵!!」 私はアイマスクを外すと 「凄い......何で......」 見渡す限りなく 一面に 私と同じ名前の花...... ヒマワリがいっぱい咲いていた。 「今日はお前の誕生日だろ! だから...... その......プレゼントだよ 笹川と穂が教えてくれたんだ 此処......」 照れくさそうに言う昴 「クスッ あっ! 今日......私の誕生日だった」 「また笑った! てかお前自分の誕生日 忘れてたのかよ!」 「うん、だって忙しくて......」 「まぁ......いいや! 向日葵に この景色見せたかったんだ! じゃあ、改めて 向日葵...... 18歳の誕生日おめでとう!」 「昴......は 覚えてくれてたんだ! ありがとう!」 私は昴の顔を見つめて 微笑んだ
/97ページ

最初のコメントを投稿しよう!

16人が本棚に入れています
本棚に追加