寿司

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5分ぐらい、駅前で待っていると、一台の車が目の前で止まった。 ばあちゃんは、後部座席のドアを開けると耕平と二人で乗り込んだ。 じいちゃんが運転する車が走り出すと、 「耕平、晩飯は何が食べたい?」 じいちゃんは聞いてくる。 「寿司が食べたい!」 耕平は即答した。 「よし、じゃあ、今日は寿司にしよう!」 じいちゃんの言葉に、耕平は嬉しくなる。 15分ぐらい車を走らせると家に着いた。 荷物を降ろし、母親から預かったお土産をばあちゃんに渡す。 あっ、オトンにメールするのを忘れてた。 メンドイけど、メールするか…。 鞄から携帯を取り出して、父親にメールをした。
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