押しかけ使い魔

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世の中は精霊の加護で満ちている ――否―― 精霊の加護がなければ 世界は成り立たないのだ 命あるモノは皆 精霊からの恵みにより 生きている 精霊術士 それは精霊に愛される者 稀有なるその存在は 時に天候を従え 時に神獣を従え 精霊達にかしずかれる だがその存在を探し当てるのは さながら 広大な砂漠で 砂の中から ただ一粒の小さなダイヤを探すのに等しい 何故なら かの者は 精霊達に愛され 精霊達に護られているのだから
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