八咫烏vs特務機関

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「皆!!今日はありがとう!!」 「また私達のライブに来て下さいね!!」 ライブが無事に成功し手を振りアリーナから消える二人に観客は割れんばかりの歓声を上げた。 「・・・・ふう、歌い続けるってのも中々疲れるな。」 ライブ後、スタッフとの打ち上げを終えたシェリーは周囲を探り誰も居ない事を確認すると、バチッと赤い電光を放ち何時もの派手な和柄アロハに和柄ジーパン、雪駄にグラサンと言った普段着の紗季へと戻る。 今回のライブはバミューダトライアングルの中心に位置し、「常春の国」と呼ばれるとある国で行われていた。 この国には潰れ甘食と言うか、道に落とした豚まんが車に轢かれて腐るまで放置された顔と言うか、遊星からの物体Xと言うか・・・まあ兎に角だ、金にがめつい少年国王が居て玉ねぎ頭の苦労人な部下達の提案により国民に娯楽を提供しようとなり、今回世界中で有名な娘々に依頼しライブを開催する事になったのである。 ・・・閑話休題 「・・・・良い気候だな。そうは思わないか、三花?」 「そうですね、紗季様。」 道を歩いていた紗季が問い掛けると、紗季の影から声が反ってきた。 影が黒い人形に盛り上がり、三花と呼ばれ返事をした声の主が現れる。 、
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