第1部

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 彼女は笑顔を残して行ってしまった。  俺はそんな後ろ姿をぼぉっと……。  あ、あああーーーーーっ!!  ……名前、聞くの忘れてるよ、俺……。  自分の抜けっぷりに落ち込みつつも、家へと足を向けた。  ……また、会えるかな。  かすかな余韻と予感を胸にしまって。
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