特別じゃないけど特別な帰り道

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それって… 「今朝のコータは口に歯磨き粉が付いたままでとっても可愛かった」 「ふっ、あ、…!」 恥ずかし…きっと、顔、…赤い…暗くて…よかった… 「明日はどうかな?明日のコタは歯磨き粉が付いてるかな、それともケチャップが付いてるかな?」 「…か、鏡、ちゃんと見て…くる」 「それは、ダメ」 「…なん、で…?」 「俺が綺麗にしてあげたいから」 「…ハルが綺麗に?」 「そう、綺麗にしてあげる」 「…っん」 柔らかで濡れたものが唇に触れて 「ハルの………えっち」 「これで?コータは可愛いね」 クスクス。ハルが笑うと…ちょっと悔しくて やっぱり…ドキドキした .
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