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また別の時に黒神龍は新たな発見をする。
自分は光神龍よりも他の龍達も強い存在だと、それ故に出来る事が更に広まると。
黒神龍は単身で様々な物や生き物を生み出し、最終的に己と共に生き、世話をしてくれる存在。
人間の祖先を生み出した。
人間は生命力に溢れ、短い間に集落を作り、目まぐるしく発展、成長を遂げながら黒神龍に仕えていた。
だが、ある時に人間達は"争い"を生み出してしまう。
その姿を見た黒神龍と光神龍は悲しみと絶望から、広大すぎる大地をありったけの力を用いて割り、分断してしまった。
この分断された時に残り漂った世界が、後に小世界と呼ばれる新たな世になる。
黒神龍は自分が残った世界を争いがおこらないように完全に統一する。
これにて支配、王制、統一が虚しくも生まれてしまった。
こうして現在、世界を創り出した黒神龍と光神龍が住む世界はクルセリアの世界と呼ばれ、黒神龍は絶対的な存在、絶対神とあらゆる生命から呼ばれ、このクルセリアを統治している。
時が流れるにつれ、人間の間に妙な説話が流れはじめた。
黒神龍と光神龍を倒せたならば、黒神龍と光神龍を倒せし者がこの大地も空も海も全てを手に入れ、支配する事が出来る。
それを聞き、黒神龍や光神龍に挑む人間は後を絶たなかった。
だが、皆はまた虚しく強大な力を誇る黒神龍により地に倒れて逝ったのだった。
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