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「えー、今日は前回予告していたように縄跳びのテストをします。」
体育館座りをしてみんなで先生を見つめる。
先生は身振り手振りで話を進める。
先生は格好いいからきっとこの中に先生を狙ってる人はたくさんいる。
あたしもその中の1人…。
先生にとってはあたしも生徒の1人としか思われてないよね…。
目をハートにして先生を見上げる子たちを見て、あたしはますます自信をなくす。
だってその子たちみんな可愛いんだもん。
あたしとは比べ物にならなくらい。
あたしは飛びぬけて可愛くもなければ美人でもないし……。
つまり平凡な顔なんだもん。
容姿では絶対敵わないよ……。
でもね、あたし……
1つだけ負けないっていう自信があることがあるんだ。
それは、先生を好きな気持ち。
先生を想う心なら誰にも負けない自信あるよ。
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