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「じゃあ、今から俺のスパイク1人ずつ受けてみろ!」
「はい!お願いします!!」
バシッという大きな音を立てて先生が強烈なスパイクを打つ。
バレーをしてる先生はいつも以上にキラキラ輝いてる。
なんであんなに素敵なんだろう。
なんであんなに格好いいの?
「後藤!もっと構えをしっかりしてみろ!!」
「はい!!」
先生の少し低めな声が響く。
先生の声も好き。
この声で「鈴木」ってあたしの名前を呼ばれるのなんかたまらないんだ。
そう呼ばれるたびにどんどん先生が好きになる。
「あれ?みかん、まだ残ってなのか?」
振り向くとそこにはクラスメートの高杉健吾(たかすぎけんご)くんがいた。
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