大好きな先生

4/10
前へ
/434ページ
次へ
「じゃあ、今から俺のスパイク1人ずつ受けてみろ!」 「はい!お願いします!!」 バシッという大きな音を立てて先生が強烈なスパイクを打つ。 バレーをしてる先生はいつも以上にキラキラ輝いてる。 なんであんなに素敵なんだろう。 なんであんなに格好いいの? 「後藤!もっと構えをしっかりしてみろ!!」 「はい!!」 先生の少し低めな声が響く。 先生の声も好き。 この声で「鈴木」ってあたしの名前を呼ばれるのなんかたまらないんだ。 そう呼ばれるたびにどんどん先生が好きになる。 「あれ?みかん、まだ残ってなのか?」 振り向くとそこにはクラスメートの高杉健吾(たかすぎけんご)くんがいた。
/434ページ

最初のコメントを投稿しよう!

813人が本棚に入れています
本棚に追加