あたしと先生の秘め事【完】

大好きな先生

キョロキョロ体育館の中を探していると、奥の方から先生が現れた。

タオルを手に持った先生。
どうやら先生はタオルを取りに行ってたみたい。

汗をふく先生。
そんな姿もキュンキュンしちゃう。

こんなことならバレー部のマネージャーになればよかったなぁ。
いつでも先生を間近で見られるもんね。

でも、うちのバレー部のマネージャーにはバレー経験がある人じゃないとなれないっていう決まりがあるんだよね。

バレー経験ゼロのあたしはもっての外。
しかも運動音痴のあたしが運動部なんて笑っちゃうよね。

少しでも先生に近づきたいのになかなかそれが出来ないんだよね。

先生と接点が少なすぎる。
体育の先生が神田先生っていうだけだもん。

だから毎日努力してるんだ。

「じゃあ、今日はここまでだ。」

先生のこの一声で部活は終了する。