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「話の腰を折ってしまって申し訳ないのだけど、今日は仕事の依頼が来てますわよ。」
弥生がポケットから1枚の紙を出した。
「仕事って・・・」
「えっと・・・温泉掘り当てようとしたら間違って水道管を壊してしまいました。どうか直してください by温泉同好会」
「知らねぇよ!そんなの自己責任だろ!そんなの市の水道局かクラ○アンに頼めよ!」
「クラシ○ンって水漏れとかを対処する会社じゃないの?」
「そんなのどっちでもいいだろ!」
「あぁ~あの野球部のグラウンドの近くで吹き上がっている噴水ですか?なんかすごい高さですね。3階の生徒会室と同じくらいの高さまで上がってますよ。」
沙紀ちゃんも読んでいた同人誌を机に置いて窓の外を見ている。
「しょうがないわね。私の方でなんとかしておくからみんなはここにいて。」
未来はそれだけ言うと生徒会室を出て行った。
「未来先輩はどこに行ったのでしょう?」
「そうですわね・・・大方ク○シアンに電話しに行ったのでしょう」
「な、なぁ弥生、この縄・・・そろそろ解いてくれねぇか?」
「しょうがないですわね。沙紀ちゃん、チェンソー持ってきてくださる?」
「おい!なんだよその物騒なものは!」
「分かりましたです!」
「そこの後輩!そしてなんで納得してるんだよ!」
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