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「さぁみなさん起きてください。これから移動しますよー。」
その言葉にユウト達は目を覚ました。
「んん…ここは?」
目をあけると闘技場のような場所の前にいた。
「さぁあそこのコロッセムに行きますよ。あそこで模擬戦を見るのでそれからこれからのこと説明しますね。」
職員の後に続いて続々と新入生がコロッセムに入っていった。
場内はスゴい盛り上がりで売店なども出ていた。
「さぁ始まります上級生上位2チームの模擬戦が今開始されますよー!」
アナウンサーらしき人の声でみんなの意識は真ん中に集まった。
「今から闘うのは閃光の剣と鉄壁の槍の2チームです。圧倒的な攻撃か鉄壁の守りを見せるのか楽しみです。新入生達は模擬戦を見てジョブを決めてくださいねー。」
「ジョブってなんだよ?全然わかんないんだけどハルキ」
ユウトは訳もわからずハルキに聞いてきた。
「おまえちゃんと学園の案内見てなかったのかよ。まぁこの模擬戦が終わったら説明してやるよ!」
ハルキがそう言うと場内が騒がしくなってきた。
「来たぜ!2チーム!閃光の剣!」
「相手は男だけど大丈夫なのか?」
ユウトは心配そうに中央を見ると
あれ……
女の子の方今朝ぶつかったユイ先輩じゃないか?
「今回の模擬戦はシングルバトルです。制限時間はなし!さぁバトル開始!」
アナウンスの声と同時にゴングがなった。
「男の方は槍術士か!女の子の方は…珍しい双剣士じゃないかあれはキツイんじゃないか?」
ハルキは独り言を言って興奮していた。
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