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「もう、逃げられないぞ。侵入者。」
兵士達が屋上に入ってきた。
零「えっ、侵入者?俺?」
「お前以外に誰がいる!」
もはや、侵入者扱いかよ。
零「じゃあ、さよならだ。」
「お、おい!早まるな。」
俺が屋上から飛ぼうとすると兵士が止めてきた。
すると
海斗「零!」
零「めんどくさいのが来たな。」
海斗が屋上に来た。王様達を連れて
零「海斗、これでお別れだ。お前はここで楽しく生きろ。」
海斗「何、言ってるの?零?」
零「俺はここに居れば王に殺される。だからその前に自分で死ぬ。」
海斗「駄目だよ!零!一緒に生きようよ。」
海斗が泣きながら言ってきた。
零「海斗、力は手に入れたか?」
海斗「うん!だから、そんなお別れみたいに言わないでよ!零!」
零「王、俺は自分で死ぬ。手間が省けて良かったな。」
そして、俺は最後に
零「楽しく生きろ。海斗!」
海斗「そんな!駄目だよ!行っちゃ駄目だよ!零!」
そう言って飛び降りた。
海斗「あ、………………………あぁ、…………………そんな、零が死んじゃった。僕の…………せい。僕のせいだ!」
「貴方のせいじゃ無いわ。」
「今は、落ち着きましょう。」
海斗「僕のせいだ!僕のせいだ!僕のせいだ!僕のせいだ!僕のせいだ!僕のせいだ!僕のせいだ!僕のせいだ!僕のせいだ!僕の…………せいだ。」
そして、王が海斗を気絶させた。
「勇者を部屋に連れて行き、目を覚ましたら精神的なケアを行え。絶対に目を離すなよ。」
王は屋上から出て行った。
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