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「えー来週から中間テストだ。一人一人全力を尽くすように、以上！」
クラスからのブーイングを軽く無視して担任は教室を出て行った。
「テストかー、大会近いからそれどころじゃないんだけど…」
「俺もだわー」
「アンタは帰宅部でしょうが！」
僕の席には隆太君、渉君、咲夜さんが集まってきた。
ちなみに隆太君は一年生ながらサッカー部のエースとして活躍している。
「僕も勉強は苦手ですね…」
「それなら図書館で一緒に勉強しようか！」
僕の言葉の後に咲夜さんが勉強会を提案してきた。
皆で勉強するのもいいかもしれないな。
「そうですね、じゃあ皆さんでいきましょうか」
「え…？あぁ、うん…そうだな！皆でいくか！」
「どうかしましたか？」
「へ？いや！なんでもないからっ！」
さっきまで笑顔だった咲夜さんの顔が曇った気がしたんだけど…気のせいかな？
ぽんっ
肩に手を置かれて僕は振り返る。
「罪な男だなお前」
そこには意味深な言葉を放つ隆太君がいた。
「…？？」
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