380人が本棚に入れています
本棚に追加
…文化祭当日
「……しくしく」
「おい羽流、いつまで泣いてるんだよ」
「そうだ渉の言うとおりだ、そんなに女装が似合ってるお前が泣いてると…」
「俺たちはどうなるんだ畜生」
僕を含む4人の男子、渉君、隆太君、拳君はメイド服を着せられ教室で憂いを帯びていた。
「あははははは!皆よく似合ってるわよー!」
「えへへ~これはいい思い出だね~」
「あとで写真なー!」
エプロンをつけた女子勢がからかいにきた。
「後藤!てめぇが余計なこというから!!」
「あらあら憂歌のせいにしちゃって~ジャンケンで負けた自分を恨みなさいよ隆太!」
「うっせー!東海林。お前も着ろ!」
「私はいいのー」
「渉子ちゃーん」
「優子、お前覚えてろよ…」
「可愛いわよ~羽流」
「酷いですよ那津さん…」
「拳、ごついなー☆」
「ほっとけ!俺が女装とか一番間違ってるだろ!」
最初のコメントを投稿しよう!