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☆ ☆ ☆
「いやあ!美味しい!これで100円!?安いわねぇ…」
文化祭1日目終了。
我がクラスの商品を食い漁っているこの人は僕姉さん。
「俺の写真が貼られていたなんて…」
「どうりでチラチラ見られてると思ったんだ…」
「もう彼女できない…」
男性陣は衝撃の事実に頭を抱えていた。
「この人が羽流のお姉さん…?」
「ていうか天守君、お姉さんいたんだ」
「僕個人的にはあんまり得意ではありませんので、皆さんには隠しておきたかったんです…」
こんな傍若無人な姉がいるなんて恥だ。
「それにしても羽流。あんた、こんな可愛い子ばっかりと仲良くなっちゃって~。なになに?ハーレムエンドでも目指すわけ?」
ゲラゲラと笑いながら女性陣を順番に見ていく姉さん。
黙っていれば姉さんだって美人のはずなんですけど…はぁ…。
「あの…初めまして。僕、栗原優子といいます。羽流君にはいつもお世話になってます!」
「あ!えっと東海林咲夜です!羽流とは仲良くさせてもらってます!」
「中野桜!☆よろしく!☆」
「後藤憂歌といいます~」
「朝比奈結衣です。委員長と生徒会書記を担当しています」
次々に女性陣の自己紹介が行われている。
「えっと…優子ちゃんに咲夜ちゃん、桜ちゃんに憂歌ちゃん。結衣ちゃんね。よろしく!私は天守亜希。いつも愚弟が迷惑かけてます」
「姉さん!?さらっと愚弟っていいましたね!?」
「それで、そちらの女の子は?」
「無視しないでください!」
僕を完璧にスルーして姉さんは那津さんのほうを向いた。
「あ!暮山那津です!よろしくおねがいします!」
「暮…山、那津…ちゃんね。よろしく…」
そのあとは男性陣も自己紹介を終えた。
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