第8話

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時間は少し戻り今日の昼休み。 もぎゅもぎゅ…。ふぅ… 「ごちそうさまでした…」 今日も美味しかったな。 「にしても相変わらず羽流の弁当って美味しそうよね…」 「そうですかね?普通だと思いますけど」 弁当はいつものメンバーで食べるのが日常。 「よし!弁当食ったし大富豪でもしようぜ!!」 渉君が机からトランプを取り出して叫んだ。 「負けないわよ!」 「えへへ~私も~」 もちろん皆乗ってくる。 でも僕は職員室に用事があるんですよねー…。 「すみません僕はパスです」 「なんかあんのか?」 トランプを切りながら隆太君が聞いてくる。 「ええ、ちょっと…」 「早く行ってきなさいよ~」 「あ、じゃあ僕、職員室に用事があるので」 さっさと行ってこよう。 僕は教室を出る。
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