第8話

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先生に頼まれていたプリントを抱えて廊下を歩く。 さて…どうしたものか。 後ろの3人…。 「なんで僕の後をつけてるんでしょう…?」 僕の後ろには同じクラスの麻美さん、佐奈さん、供花さんが角に隠れている。 「まぁ…僕がいきなり行くのもあれですし放っておきますか」 結果、気にしないという結論にいたり僕は再び歩き出す。 すると前から見覚えのある人が歩いてきた。 「あ、無花果先輩こんにちは」 「あら羽流、久しぶりね。相変わらず可愛い顔…食べちゃいたい」 「あははは、冗談がきついですよ」 「ふふっまぁいいわ。ちょうどよかった、実は放課後あなたに頼みたいことがあるの」 「僕にですか?」 「ええ、だから放課後多目的教室にきてくれるかしら?」 「わかりました。では」 無花果先輩に一礼して別れる。 僕に頼みたいことってなんでしょう?
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