story:1

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『……次元差、か』 「ん?何か言った天城?」 『イヤ、こことあそこは次元が違うなーって』 俺が見つめる先。 その先には沢山の女子に囲まれた男がいた。 「あー、五十嵐ね。そりゃそうだろ。昼休み、五十嵐に群がってない女子はいないよ」 『あんな群がって暑くないかねぇー』 「暑くないんじゃない?こっから見える五十嵐、全然汗かいてないけど…」 ふぅーん。 俺だったら絶対に暑苦しいと感じる。 いや、その前に俺に群がる女子なんて一人もいない。それ以前に世界中にいないと思う。絶対に… そんな俺は天城 千鳥(あまぎ ちどり) 自分でいうのはなんだがブサイクだ。 ………自分で言って悲しい…。 .
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