story:1

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そして今俺と喋ってるのが、 笹原 光(ささはら ひかる)♂ 俺の友達で、イケメンだ。 顔立ちが整っていてイケメンだ(ムカつく…) だけど自分では「別に、普通じゃない?」という(ムカつく…part2) ぶっちゃけ、光の顔立ちが普通なら俺はどうなるんだって話。 ………もう顔が妖怪って言われてもおかしくないかも… そんな俺には2つ悩みがある。 1つは、 『…はぁ』 「次はため息か?どうした?」 『俺って妖怪の生まれ変わりなのかな…』 「はぁ!?何で千鳥が妖怪の生まれ変わりなわけ?妖怪ほど醜くないけど…ぶっ」 いきなり光は笑いだした、と思ったら腹を抱えて更に笑いだした。 1つ目の悩みはこの顔だ。 生まれた時(よくわからないが)から顔立ちが悪い。 小中と周りから「ブサイク」と言われっぱなし。 高校生になった今でも日常茶飯事。 まぁ、いじめみたいなのではないからいいんだけど(本当は嫌だけど…) ただ単に「ブサイク」と言われるだけ。 そう言われるだけ……(泣) 『そんな笑うなよ!!』 「だ、だって、妖怪って…ひっ、ぶぶっ、やべ、つぼったっ!」 本当に可笑しかったのか光の笑いは一向におさまらない。 おさまらない所か… 「なに、そんなに笑ってんだよ」 五十嵐が笑いにつられてこっちに来てしまった。 そうこれが2つ目の悩み。 .
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