プロローグ

3/16
前へ
/230ページ
次へ
大きな扉を開けたむこうには、異国を思わせるようなお洒落な内装だった。 「いらっしゃいませー」 一番に寄ってきた子は、可愛い顔したボブヘアーの小柄な子。 ぐるりともう一度店内を見渡すと、4人くらい見えた。 ―――へぇ、中々のレベルね。 よくもまぁ、こんなにも美人を揃えれたものだ。 「一人なんだけど、空いてる?」 「うん、今丁度空いたっぽいっす。お客さんウチ初めてだよね?誰って決まってないっしょ?カウンターでいい?」 え?なにその喋り方。あたし客よね。しかもこのガキより一回りは生きてるはず。 ・・・友達じゃないんだけど。
/230ページ

最初のコメントを投稿しよう!

54人が本棚に入れています
本棚に追加