第一章

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「おはよー」 昇降口で出会ったクラスメートに けだるそうに朝の挨拶をする。 クラスメートの反応は 若干の苦笑いだった。 「おはよ。今日もダルそうだねぇ」 「だってダルいし」 「神無ってダルくない日とか 無いのー?」 「ダルくない日かぁ。 何か楽しいことがあれば ダルくはないかな」 「それって普通じゃない…?」 「うちには普通じゃないの」 そんなたわいもないことを話しながら、教室へと向かう。
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