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あれから勝手場でお酒を貰って隊部屋でドンチャン騒ぎの皆。
私、こんな所に来て良かったのかな…💧
お酒は飲んだことないけど体には良さそうじゃないから(太りたくない)、ちょっとも口付けてないや…
皆騒がしいしこの騒々しさに乗じて逃げちゃっても…
忍び足で襖(ふすま)まで行き、音を立てないように障子を開ける。
まだ肌寒さの残る廊下の冷気が頬を撫でた。
(寒…)
バレないように素早く廊下に出た。
「おっ!?と!!」
「わ!」
廊下に出たと同時に右の視界の恥じで大きな足が私を華麗に飛び越えた。
「も、申し訳ありません!!」
「わお、ヤロー共のばか騒ぎにつられて来てみりゃ、とんだたまがいるな。俺と一発どうだ!?」
「はぁ!?」
顔を真っ赤にし、難いの良い男から後退りする栄三郎を見て男は腰に手を当て大口を開けた
「ガッハッハ!!初々しいところもまた良い!どうだ!?」
「け、結構です!」
「ありゃ?」
難いの良い男を通り抜け走り去ろうとしたとき
「うぶっ」
誰かに激突し、尻餅をついた
(鼻痛…)
「沖田先生…?」
「あれ?永倉さん、原田さんたちが探してましたよ、島原に行くとかで」
「あ!そうだった💦やっべ!!」
言うや否やすぐにその場から走り出す
「おっと」
回れ右し、また此方に顔を向け走ってくる
「あんた、名前は?」
「宮田…栄三郎です…」
「そうか、俺は永倉新八。二番隊組長だ。次会った時は俺と床入りしような」
「嫌です!!」
「ガッハッハ!!」
すごい速さで門の方へ消えていく永倉先生
「あはは~永倉さん速いなぁ」
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