0人が本棚に入れています
本棚に追加
恋に堕ちたあたしは、次の日には女子バスケ部に入部届を出してしまった訳で。
我ながら至極単純なんだけど、年上のあなたに近付く手っ取り早い方法はそれしかなくて。
高一のあたしが思い付く精一杯だったの。
練習中のあなたは凄く真剣で。
ボールを追う目がキラキラしてて。
何より、上手だった。
この人は本当にバスケが好きなんだ…って、思えたの。
あたしはと言うと、自分の練習より、あなたを目で追う事にいつも必死だった。
そうやって、あなたのバスケを見て、離れようと決めてたバスケをもう一度好きになれた。
今でもバスケに関わっていられるのは、慧チャンのおかげ。
ありがとう…。
最初のコメントを投稿しよう!