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チュンチュン…チュン。
鳥たちが今日も騒がしい。
「はぁ…今日からまた学校か…」
行織はダルいからだを起こしながら呟いた。
俺の名前は木下行織(いおり)
俺の通う学校は今日から2学期、至って普通の高校だ。
行織は着替えて階段を下りる。
めんどくさいなぁ…と思いながら
歯を磨き、顔を洗い…。
ふと、行織は思った。
俺…やりたいことあったっけ…?
毎日アニメを見て、可愛い娘がでる度、一人虚しく興奮してる。
成績だって良い方じゃない、下から数えた方が簡単かも。
「いつまで顔洗ってるの!?早くご飯食べなさい!」
……母だ、うるさいな
仕方なく行織はリビングへ向かう。
リビングには母、父、妹が朝飯のパンにジャムをつけ食べてた。
俺マーガリン派だけど。
行織は椅子に座り、母に話し掛けた。
「マーガリン、プリーズ」
母は3秒程考え、こう言った。
「ノー、マーガリン」
「………………………」
俺の人生、終わったな。
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