1章 日常

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無事4時間目が終わり昼休みが来た。 当然ながら高校に給食はない。 家から持ってくるか、買うか、だ。 伊織は自分の後ろの存在に気ずいた。 見なくったって分かる…。 「いおりー。俺、ジャムパンな!いつもの付けで。」 鬼塚凶也(きょうや)。俺の一番嫌いな不良だ。 「つ、付けって一回も返してないよね…」 「あ?オイ、カズたち~、コイツ俺たちに喧嘩売ってるっぽいぜ。」 やばい!コイツ。まじうざい! 思いつつも伊織は謝るしかなかった。 「ご、ゴメン!冗談だよ!ジャムパンだろ?すぐ買ってくる!」 行織は走って一階の購買へ向かう。 クソ!ホントだったらかめは○派っでナメッ○星位まで飛ばしてるはずだったのに! 行織は無様にそう思った。
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