1章 日常

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ふと、鬼塚が誰かの頭を掴んでることに気づいた。 あいつは……そうだ!皮矢だ。 皮矢もあまり友達が居ないことで鬼塚に目を付けられてた。 「いおりー!どこにいる!」 鬼塚叫ぶ。 ……とりあえず降りよう。 「な、何?」 「遅ぇよ!コイツ(皮矢)が調子乗ってからよ、行織、お前コイツボコセ!」 行織は愕然とした。 コイツ馬鹿か!?何処まで人を馬鹿にしてるんだ! 「お、俺が皮矢を殴んの??」 恐る恐る聞く、答えは分かってるが…。 「そうだよ。俺は結構停学喰ってるからな、お前がやれ」 「で、でもさ……」 嫌だ……… 「あ゛?俺たち友達だよな?やってくれるよな?」 俺は……何のために生きてる?鬼塚にいじめられる為か?鬼塚の良いなりになるためか? 違うだろ!?俺は…俺は……俺は!!
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