死んだ夢

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理由は分からないけれど、私は死んだ、とされていた。 だけど、私の意識も肉体もこの世にあって私は普段と変わらない生活をしていた。 物も触れるし、携帯もいじれるし、テレビも見れる。 だから私は、自分が生きているのか死んでいるのか分からなかった。 ただ、少し変だな、とは思っていた。 自分の身体が極端に冷たく、身の回りの物が凍ることがあったからだ。 違和感を感じて、体温計で熱をはかってみたところ、人間ではありえない数字であった。
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