死んだ夢

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そこで私は学校に行ってみることにした。 誰か私がどのような状況にいるのか、知っている人がいるかもしれないからだ。 学校へ行くと、友達が普通に話しかけてきた。 どうやら友達は私が分かるみたいだ。 いや、むしろ友達だけが、そこに存在していたのだ。 いつものメンバーだけが、そこにいた。 その時は他のクラスメイトの存在を気にはしなかった。 友達に認識されてしまったことによって、ああ、私はまだ生きているのだな、と思ってしまったのだ。
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