はじまりはじまり

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 俺は東智喜。桜田高校に通う普通の男子生徒だ。  因みに2年生。高校生活をエンジョイしてるぜ。  いつも通り無人の教室で彼女の南出愛ちゃんとお昼を食べている時でした。  今日は愛ちゃんお手製お弁当。から揚げ、卵焼き、たこさんウインナー、ポテトサラダ、ミニトマトと言う王道中の王道弁当です。 「美味っ美味っ!」 「ふふっ、なんだか嬉しいですね♪そんなに美味しそうに食べてくれると!」  もう箸が止まらない。マジ美味い。 「あ、そういえば智喜くんっていつも寝るの早いですよね? 何でですか?」  愛ちゃんが作った卵焼きを口に入れようとした時……素朴な質問が飛んできました。 「あぁ~……朝低血圧気味だから、早く起きないと頭が回らないからだよ。遅くても1時には寝るし、普段は11時には寝るもんなぁ」  ご存知か分からないけど、俺って寝るの早いんですよね。基本10時頃始まる番組を見てすぐ寝るパターンかな。 「通りでメール送っても返事が来ない訳です……夜が楽しいのに……」 「愛ちゃんは夜型だもんねぇ~」  愛ちゃんは俺と真逆の夜型。好きな動画は夜に見て3時頃寝るみたい。見たい動画が沢山上がった時は寝ないって聞きましたwwwww 「はい! オールしても平気ですし!」 「俺、絶対最初に寝るタイプだよ」  中学時代の修学旅行も1番に寝ました。何か問題でも? 「あはは……あの、今日だけで良いので1時まで起きていてもらっても良いですか?」 「へ?……マジ?」  なんと珍しい。愛ちゃんからお願い事を言うなんて。普段言わないのにね。 「はい! ちょっと……楽しい事起こりますよ♪」 「ふーん。頑張って起きていて見るわ」  その後、弁当を平らげて予鈴がなるまで愛ちゃんとまったりしていました。
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