第二話:自己紹介

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    「あー…」 赤面した女子に見つめられ、翡翠は言葉をうまく作れない というか、『素敵な下着でしたよ』ってなんだよ、まったくフォローできてねぇよ 「その…私の下着…変じゃなかった?///」 いやいやいや 何を聞いてるんだこの女子は こんなのどう答えてもアウトじゃねぇか しかし、少し潤んだ目で赤面して聞いてきた女子を無視することはできない 「はい、なんたって僕の大好きな白でしたし」 そう告げるとさらに顔を赤くして俯いてしまう …うん、白大好き宣言はなかったな というか… なんで開かないんだ?この教室の扉は 扉だけじゃなく、窓も…外に通じるものが全て開かない 携帯電話の電源もつかなくなっていて、助けを求めるのも不可能だ 教室に掛けられた時計はそろそろ6時を指そうとしていた
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