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「俺、中 村のこと好きなんだけど」
忘れもしない、二年前のこと。
「ふーん」
「ちょ、中 村くん一旦ガンプラ置こうか?ねえ!」
新しく買ったガンプラを組み立てていた俺は、仕方なくテーブルにそれを置いて。
俺の横に、なぜか正座をして座る杉 田を見た。
「お前、ソファーに正座すんの?珍しい奴だな」
「違うわ!俺の意気込みを表してんだよ!」
「あーあー分かった。で?なんだよ」
俺が言うと、杉 田は深呼吸をし、俺の目をじっと見つめる。
「好きだ、中 村」
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