はじまり

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ここは、サニー号の上。 かもめの鳴き声が聞こえる。 ナミ「ご苦労様~!」 かもめ「アー!」 どうやら、新聞が届いたようだ。 ナミが、新聞と一緒に来た手紙を振り分け皆に配り始める。 ナミ「はい、ゾロ。あんたに手紙なんて珍しいわね。」 ゾロ「あ?あぁ。悪いな。」 ゾロは封筒の差出人を確認するが、何も書いていなかった。 まぁ、いいかと封を開け手紙を読み始める。 ゾロへ。 お元気ですか? 突然の手紙で驚いてるよね? ごめんね。 でも、どうしても伝えておきたい事があって。 私は今、テネレッツア島にいるの。 もし、話を聞いてくれるならその島の時計台の下に来て。 一週間待って来なかったら私は帰ります。 自分勝手でごめんなさい。 くいな ゾロは飛び起きる。 死んだはずのくいなから何故? ゾロは手紙を片手に混乱していた。 ルフィ「どうした?」 ルフィがゾロの異変に顔を覗く。 ゾロ「え?い、いや。何でも…」 その時、ウソップの声が響き渡った。 ウソップ「島だぞ~!島が見えたぞ~」 ルフィ「島!?何処だ?何処だ!」 ブルック「久しぶりの陸地ですねぇ。私ワクワクしてます!」 フランキー「もぅ、海も見飽きたところだったから丁度良かったぜ。」 ロビン「人はいるかしら?私洋服が欲しいわ。」 ナミ「いるわ!あの島はテネレッツア島っていって大都会だから。一緒に買いに行くわよ!」 ナミは気合いを入れる。 ゾロ「テネレッツア…。」 そう、くいなが待っているという島だ。 チョッパー「どうしたんだゾロ?いつも、新しい酒が飲めるって嬉しそうなのに。」 ゾロ「酒か。ああ、そうだな。」 チョッパー「?」
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