44人が本棚に入れています
本棚に追加
ゾロ「時計台…だったか?」
ゾロは街一番大きい時計台を目指して歩いて行った。
これは罠かもしれない。
けど、くいなの名前を知っているのは数人。
ゾロは混乱していたが、悩んでいても仕方がないと待ち合わせの時計台へと迷いながらも歩き続けた。
ゾロ「ここか。」
時計台に着いたが、くいならしき人物は見当たらない。
ゾロは時計台の周囲も確認したが、見つからなかった。
ゾロ「ふっ。何をやってんだ俺は…」
ゾロは騙されただけなのだと船へ帰ろうとした。
が、その時。
ゾロ「く、くいな?」
後ろ姿ではあるが、幼い頃のくいなと瓜二つの少女が立っていた。
すると突然、少女は裏路地へと走ってしまう。
ゾロ「お、おい!待てよ!」
ゾロは追いかけていく。
後をついていくと大きな広場へ出た。
ゾロ「おい!どこへ行った!?」
???「誰か探してるのかロロノア?」
ゾロ「…誰だ!!」
ゾロが周りを見渡すと数百人に囲まれていた。
???「探してるのはこのガキか?」
その男は少女をゾロの方へと投げる。
ゾロは上手くキャッチするが、少女はくいなではなかった。
少女「ごめんなさい。お母さんが捕まって、返して欲しかったら言うこと聞けって言われて。」
少女は泣き出す。
最初のコメントを投稿しよう!