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[続き]
「なぜ泣いている?」
突然背中から聞き覚えのある低い声と腰に回されたたくましい腕と甘すぎない香りですぐに、それが誰だかが分かった
ユウ「…せふぃ…ろす…っ」
セフィロス「俺が任務に行っている間に誰かに何かされたのか?」
ユウ「(ふるふる)…っ」
セフィロス「まさかプレジデントに嫌みを言われたのか?」
ユウ「(ふるふる)………っ」
セフィロス「……ユウ………」
ユウ「(やっぱり私にセフィロスの隣は無理だったんだ……セフィロスだって私がしつこかったから絶対無理して私といるんだ……)……………セフィロス…」
セフィロス「どうした?」
ユウ「……無理、しなくていいよ」
セフィロス「ユウ?」
ユウ「私が散々言い寄ったから無理して一緒にいるんでしょ?」
セフィロス「……………」
ユウ「今回の任務だって私と離れたかったならそう言ってくれれば私だってちゃんと…んっ…!」
セフィロスはそれ以上言わせないというふうにユウの唇を自分のそれでふさいだ
ユウ「んーーっ…
……っはぁっはぁっ……セフィ……ロス?」
セフィロス「俺が本当に好きでもない女と一緒に住むと思うか」
ユウ「………でも任務長かったし、電話も…」
セフィロスは左のコートのポケットから小さな箱を取り出した
そして箱をあけると……
セフィロス「ユウ…左手を出せ」
ユウは訳がわからぬまま左手を出すと、セフィロスは中に入っていた指輪をユウの薬指にいれた
ユウ「!!」
バッとセフィロスの顔を見ると、見る見るうちにユウの目に涙が浮かんだ
セフィロスはユウの涙を指でぬぐいながら
セフィロス「任務が長引いたのはこれを買いに任務帰りに寄り道していたからだ。今はお互い忙しくて式など当分挙げられなくて婚約という形になるが……ユウ、俺と結婚してくれるか?」
ユウの答えは決まっていた
ユウ「はい!!」
完
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