第一話

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杏奈はこっちが了承したと考えたのか、くるりと踵を返すと 「じゃ、先生に言ってくる!」 と言いながらダッシュで教室を出て行った。 「あ、おい杏奈!」 呼び止めようとしたが、すでに遅かったらしい。 杏奈が立ち止まって帰ってきそうな様子はなかった。 「・・・まぁ、ほっておくか」 再び外に目を向け、 暖かい日差しに目を細めた。
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