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直後に、アタシとあいつらの間の窓ガラスが砕け散り、誰かが飛び込んできたから。
屋上からリフティングして来たのか、窓の外にワイヤーが伸びている。
「な……っ!?」
唖然とする警備員にゆっくりと向き直るその人は、遥と同じように黒いフードを目深に被っていた。
目元まで完全に覆い隠していて、顔がよくわからない。
フードからはみ出る長い茶色の髪。
「女の子……?」
その子の服装は、どう見ても女の子。
でも、アタシにとっては、こんなところで出会った女の子はこの子がはじめてだった。
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