第一章 大樹から落ちてきた少女は

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「遥は?」 辺りを見回して、加恵と霧也の間に座りながら訊く。 「アメ買いに行ったってさ。もう少ししたら戻ってくるはず……って、ああ!霧也それ取んな!!」 「あーがりっ」 「くそぉぉ!また負けた!!」 「カエ、やり方が単調」 「ジョーカーを拾えば露骨に嫌な顔しますしね。なんとか取らせようとしても、目の動きでわかりますよ」 「かんたん」 「マジか!!よし、もう一回だ!!」 「飽きた~」 「同感です」 「結菜嬢もいれて!」 「「……やる(やります)」」
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