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これは、遥たちと出会ってしばらくしたころのお話。
アタシたちは今日もお宝を盗む。
いつもどおり、裕也からの情報で場所を特定し、加恵の適当な作戦で潜入。
したんだけど………。
「これどう見てもヤバイじゃないの!!」
「煩い」
左斜め後ろから、遥が珍しくイライラした口調でアタシを諫める。
「言われなくても分かっている」
「遥ぁ、どーするよ?」
同じくアタシの右斜め後ろにいる加恵が、少し面白そうに言う。
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