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ある日妃の元に 妃の友である遠い国の王女に 子供が産まれたという知らせが届きました 妃はまるで自分のことのように喜びました しかし親友であるとはいえ遠い国 しかも自分は一国の妃です 会うことはおそらく叶わないでしょう 艶やかな黒い髪に 林檎のような唇 柔らかな雪のような肌 白雪と名付けられたその子供に 心から幸せを願い祈りました と同時に 自分の子供が欲しいと強く感じました
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