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しかし妃がいくら望んでも 妃が子供に恵まれることはありませんでした 子供ができない悲しみと 王に対する申し訳なさで 妃の心はぼろぼろでした 王は妃に優しく言いました -子供が出来なくたっていい- -僕は君がいてくれるだけで満足だよ- -跡取りは養子をとればいいのだから- 妃は胸の重荷が消えていったのを感じました 妃は王と結ばれることが出来たのを 心から感謝しました そしてこの優しき王に一生ついていくことを 改めて誓ったのです
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