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刀を抜き、肩に乗せた時に背後の忍び達が花火のような物を投げ付けて来た。
中村の姿が花火の火で暗闇に浮かび上がる。
前の新撰組隊士がこちらに向かって走って来る。
忍び達も斬りかかって来た、中村は電光石火の早業で袈裟斬りにした。
残りの忍びは手裏剣を投げて来る。
何とか避けたが、限界がある。
突然周囲が明るくなった、上を見るとヘリがライトを照らしている。
「降りて行きますから、少しお待ちを…」
「野崎!」
野崎達は小銃を撃ちまくる、新撰組の隊士が撃たれて転がって行く。
ヘリが降下して来た。
「中村さん、早く乗って」
「白拍子!」
中村が乗り込み上昇しだした。
野崎達はグレネードも発射した、中村が遥か下で大爆発する炎を見た。
「何で俺のいる場所がわかった?」
「悪いけど発信器を付けさせてもらった」
「何だか知らないが助かった」
中村は、豪快に笑った。
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