第五章 新撰組

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刀を抜き、肩に乗せた時に背後の忍び達が花火のような物を投げ付けて来た。 中村の姿が花火の火で暗闇に浮かび上がる。 前の新撰組隊士がこちらに向かって走って来る。 忍び達も斬りかかって来た、中村は電光石火の早業で袈裟斬りにした。 残りの忍びは手裏剣を投げて来る。 何とか避けたが、限界がある。 突然周囲が明るくなった、上を見るとヘリがライトを照らしている。 「降りて行きますから、少しお待ちを…」 「野崎!」 野崎達は小銃を撃ちまくる、新撰組の隊士が撃たれて転がって行く。 ヘリが降下して来た。 「中村さん、早く乗って」 「白拍子!」 中村が乗り込み上昇しだした。 野崎達はグレネードも発射した、中村が遥か下で大爆発する炎を見た。 「何で俺のいる場所がわかった?」 「悪いけど発信器を付けさせてもらった」 「何だか知らないが助かった」 中村は、豪快に笑った。
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