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「あれ?リカ携帯なってない?」
リカの向かい側に座るアユミが
リカに聞く。
「私じゃないよ~!メグじゃない?」
リカが隣に座っていた私に聞く。
「や、私の目の前にあるし…」
と答えつつも、確かに聞こえる着信音が
気になり辺りを見回す。
ふと座っているソファーの背もたれ部分に
目をやると、
知らない黒の携帯のライトが光っていた。
「わ、これだ。忘れ物かね?」
着信音の鳴り止まない黒の携帯を手に取り、呟く私。
「メグ、出てみなよ!」
カオリが笑う。
「やだよ」
なんで私が…と、即答で断る私。
の手にある黒の携帯の通話ボタンを
勝手に押したリカ。
「げ、ちょ、パス!」
リカに黒の携帯を渡すが
リカは行儀よく両手でコーラを飲みながら笑う。
そんなリカを睨みながら、仕方なく喋り出す私
「…も、もしもし…?」
「でた!今どこすか?」
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