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「え、あの人達の誰か、めっちゃ最後泣いてたよ」
と、リカが言う。
まぢで?と笑いながら、
「リカ、早く行ってきなよ」
と、トイレを急かす私。
リカが小走りでトイレへと向かった。
「このあと、どうする?折角だからご飯でも食べる?私の家の近くに美味しい韓国料理のお店があるわよ!」
アユミの提案にカオリがニヤリと笑う。
つられて私もニヤリと笑い、
三人で意味もなく
不気味に笑っていると、
うるさかった男達も
カラオケでも行く?
と、話しているのが不意に聞こえてきた。
「てか、酒井くん遅くね?大なの?」
と、笑う彼らに
なぜか生理前の私がイライラしていると、
「ちげーよ。わりぃ、ちょっと電話してわ」
と、噂の大便酒井くんが現れたようだ。
なんとなく、顔を見てみようかなーと顔を上げた時、
「あーーーー!!」
と、突然さけんだアユミ。
本気で壊れた?と思い、
ど、どうしたん?
と声をかけると、
「うわ、中山さん!」
え?え?
「うわー、酒井さん何でいるんですか?」
「…何でって、映画見たからでしょ。やっぱり中山さんって、おもしろいね」
「え、じゃあ瞬きの数だけキスをして見たんですか?みんなで?」
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