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――その日、私は寝付けなくてイライラしていました。 その感情を抑えてくれたのは星でした。 こんな時間にも、いつも輝いているんだね。 きっと見てるのは、私だけだよ。 数えられそうで難しい数の星が、まばたきをするこの綺麗な空を、友達にも教えようと思った。 電話の発信ボタンを押す直前、 『もったいないかな』 なんて、不埒(ふらち)な考えを持った私を許してね。
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