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今、君は飛び立っただろう
支えの少ない、遠い異国
君は弱虫だから、また体を壊すだろうか
心を枯らすだろうか
だけど、先にそれらを壊したのは僕だった
弱虫は僕だった
君は強かった
そんな君だから、きっと大丈夫
私はこれから、今まで君にどれだけ頼っていたのかを知ることになるだろう
1年…
これからの1年が最も厳しい冬になるはず
一人で乗り越えられるだろうか
だけど必ず春は来る
君は来る
あの日と同じように、複雑な感情を抱いて
私は信じる
そうだ、手紙を書こう
全ての色で絵を描こう
君のいない風景を書こう
悲しみの色や、うれしさの色を使おう
濁った感情をさらけ出し、
君を困らせるかもしれない
そしたら今度は、君の話に耳を傾けよう
きっと手紙なら、お互い素直になれるはず
それでも寂しく感じるなら、
早く帰って来い、バカ。
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