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「ごっそさん、あ~食った食った」
必要な食べ物を買ってきて俺は帰宅、たった今食事を終わらせたところだ。
それにしても、1人暮らしって気楽だけど面倒だよな…
今まで頼っていた食事、洗濯、銀行の振り込みまでやらないといけないからな。
そして、話相手もいない。
「くっだらねぇ。まだ19時だけど寝るか…」
話相手なんて、ハナから居なかったっての。
そう思いながら、俺は部屋に戻ろうとした。
…その時だった。
テレレレッテッテッテーン♪
玄関のインターホンの音楽、ド○クエのレベルアップした時のメロディが鳴り響く。
これを作った親父ごとく、「押す度に自分が成長するように感じるじゃん!」だそうだ。
お陰で接客する母さんがいつも恥ずかしがっていたっけ。
「テレレレ「テレレレ「テレレレ「テレレレッテッテッテーン♪♪」
……っだぁぁぁぁぁぁ!!!!!!
なんかうぜぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!
普通ならピンポンピンポンで済むのに、この音楽だとなんかムカつく!!
「はいはい、今出ますよ!」
俺は玄関までたどり着き、ドアを開けた。
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