第二章

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それでもめげずに挑戦しようとした時に扉のガラス越しに数名の影を見る。 そのシルエット細く、背もそんなに大きく無い。まさに女性のシルエット。 これを機に俺も女性の区画に入れることを期待したのだか………ガラス向こうのお客の声に見に覚えがある。優斗の取り巻きたちだ。 なぜあいつらがここを突き止めることが出来たのかは全く分からない。ただ、ヒロインと主人公が揃えば何かハプニングが起きる。 扉を開ける音がして、その全貌はやはり取り巻きたちだった。 「ヤッホー優斗!遊びに来たよ。」 「優斗………発見……。」 一見事情を知らない奴から見たら、こいつらは美人の集団である。その証拠に今まで沈んでいた男たちが飛んで跳ねて喜んでいる。
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